日本に在留する外国人の数は平成29年現在256万人で年々増加傾向にあり、在留の目的も就労や留学など様々です。そんな在日外国人が日本で生活する上で困難なことの一つに、クレジットカードを作ることが挙げられます。

当記事では、外国人は日本でクレジットカードを作ることができるのか、方法と手順、外国人でも作ることができるクレジットカード、デビットカードなどについて紹介します。

外国人でもクレジットカードを発行できる?

クレジットカード作成にあたっては審査に通ることが必要です、日本国籍を持っていない外国人でも、外国人だからという理由でクレジットカードの審査に落ちることはありません。審査基準はそれぞれのクレジットカード会社およびクレジットカードごとに違うため、注意しましょう。

また、外国人も日本人同様、クレジットカードは定職についていなければ作るのは難しくなりますし、短期滞在の場合もハードルはぐっと高くなります。

外国人のクレジットカード発行が可能な会社は?

「三井住友VISAデビュープラス」や「アコムACマスターカード」などは柔軟な視点で審査を行っており、日本人だけでなく外国人の申込みも受け付けています。また、外資系企業のアメリカンエキスプレスなども外国人のクレジットカードの発行が可能です。

外国人のクレジットカードの審査に必要な書類

外国人が日本でクレジットカードを作るにあたって、審査に必要な書類をご紹介いたします。

クレジットカード申請に必須の書類

クレジットカードを作る際の必要書類は、身分証明書、引き落とし先の口座番号、銀行印が入った書類です。身分証明書は、日本人の場合は運転免許証や健康保険証を用いることが多いですが、外国人は在留カード、もしくは特別永住者証明書が必要です。なお、在留カードには在留期限がありますが、この日数が短いと審査に落ちてしまう可能性が高いです。

カード発行に有利な書類

外国人が日本でクレジットカードを作るにあたって、審査が有利に運びやすくなる書類は、以下のものがあげられます。

身分証明書を複数準備する

必要となる身分証明書は、在留カードまたは特別永住者証明書ですが、それら以外にも、運転免許証、パスポート、健康保険証、住民票、携帯電話契約情報など、現在の住所とそこに定住していることが分かる書類があるとクレジットカード会社からの信頼が得られやすいです。

収入を証明できる書類

先述の通り、クレジットカードを作るには安定した収入(支払い能力)が必要であるため、その事実を証明できる書類があるとクレジットカード会社からの信頼が得られやすくなります。給料明細や所得明細書などの書類があるとなお良いでしょう。

外国人がクレジットカードの審査に落ちてしまう8つの理由

ここでは、外国人がクレジットカードの審査に落ちてしまう8つの理由について紹介します。

滞在日数が短い

滞在期間が短期留学などで3カ月程度以内である場合、支払いを終える前に帰国する可能性が生じてしまうため、カード会社にとってはリスクが高くなり、審査に落ちやすくなってしまいます。日本で外国人がクレジットカードを作るには、滞在期間がおおむね1年以上あると審査に通りやすくなると言われています。

申請者が日本語を話せない

クレジットカードは、各カード会社の規約に同意しなければ契約を締結することができません。規約は日本語で記載されているため、当然日本語の読み書きが出来ないとクレジットカードを申し込むことができません。

一度に複数枚のカードに申し込んでいる

ひと月に3社以上のクレジットカードに申し込みをしていると審査に落ちやすくなります。多重申し込みは、貸し倒れや入会特典が目的であると疑われる可能性があるからです。

キャッシングや高額ショッピング枠に申し込んでいる

クレジットカード申し込み時、キャッシング枠をゼロにしておくと審査に通りやすいと言われています。反対に、キャッシングや高額ショッピングの枠の金額を高くしておくと、その分審査基準も厳しくなります。

過去の利用実績に問題がある

過去の利用実績に問題があった場合は審査は通りません。信用情報機関に延滞情報や自己破産情報などの金融事故情報が登録されている、いわゆる「ブラックリスト」入りしている状態の場合は審査に通ることができません。
一度ブラックリストに入ると、延滞情報の場合は最長5年、自己破産情報の場合は最長10年の間審査に通らなくなるため、延滞などの金融事故を起こさないようにしましょう。

身分証明書が一つしかない

日本で生まれ育った外国人に多いケースとして、運転免許証や外国人登録は本名、日常生活では日本用の通名を使っていることがあります。この場合、1つの身分証明書では在籍確認がスムーズにいかず、審査に落ちる場合があります。

住民登録・携帯電話の契約が出来ていない

外国人でも、日本で住民登録ができます。住民登録や電話回線契約は住所が必要となるため、所在確認ができ、審査に通りやすくなりますが、これがないとクレジットカードの審査に落ちやすくなります。

収入を証明する書類がない

留学生など、収入がない人の場合は、仕事で滞在している外国人よりも審査は通りにくくなります。収入がないと返済能力が低いとみなされるからです。

外国人でも審査が通りやすいクレジットカード3選

外国人でも審査が通りやすいクレジットカードは、以下の3つです。それぞれの特徴をご紹介いたします。

・ エポスカード
・ 三井住友VISAクラシックカード
・ 学生専用ライフカード

エポスカード

・ 外国人でも申し込み可能
・ 入会費・年会費永年無料
・ 英語での接客はなし
・ 外国人専門の生活総合支援企業である株式会社グローバルトラストネットワークと提携して日本初の外国人専用クレジットカード「GTNエポスカード」を発行するなど、柔軟性がある
・ 海外旅行傷害保険が自動でつく
・ 最短即日発行

三井住友VISAクラシックカード

・ 初年度無料、翌年度以降も一度でも利用があれば年会費無料
・ 学生でも作れる学生カードがある
・ 外国人でも申し込み可能
・ 海外旅行傷害保険で最大2,000万円まで補償
・ カード限度額最大150万円

学生専用ライフカード

・ 外国人でも申し込み可能
・ 年会費無料
・ 英語での接客はなし
・ ショッピング限度額5~30万円
・ 学生専用問い合わせ窓口がある
・ サービスが充実している

クレジットカードの審査に落ちたらどうすればいい?

ここまで、外国人が日本でクレジットカードを作るための方法やおすすめのクレジットカードなどをご紹介してきました。しかし、それでもクレジットカードの審査に受からなかった、クレジットカードを作ることができなかったという方には、クレジットカードと似たような機能を持つ「デビットカード」がおすすめです。

おすすめ!デビットカードとは?

デビットカードは、クレジットカードと同様にVISA・JCBなどの支払い機能を兼ね備えていて、「一括払い」を選択すればネット決済やお店での決済が可能なカードです。以前は海外を中心に利用されていましたが、現在は日本でも需要が多く、利用できる場所は増えています。

デビットカードのメリット・デメリット

クレジットカードの審査に落ちても、デビットカードを作ることは可能frす。また、即時決済で銀行の預金口座から直接引き落とされるため、その都度利用額が把握することができます。現金を引き出したり持ち歩いたりする必要がなくなるということや、クレジットカードのように利用するとポイント還元を受けられるものもあるということもメリットとして挙げられます。

一方、デメリットとしては、ETCカードの発行ができないことや、クレジットカードのように分割払いやリボ払いに対応していないことが挙げられます。また、一部対応していないところもあるため、今の日本ではデビットカードだけで生活するのは難しいかもしれません。

おすすめのデビットカード

おすすめのデビットカードはどのようなものがあるでしょうか。ご紹介いたします。

ジャパンネット銀行 VISAデビットカード

・外国人でも申し込み可能
・年会費・発行手数料無料
・最短5日で発行
・盗難にあっても最大年間500万円まで補償つき
・国内外約3,800万のショップで利用可

外国人のクレジットカード作成によくある質問

外国人のクレジットカード作成に関するよくある質問を紹介します。

留学生でもカード発行できるの?

最低でも90日以上の滞在が必要とされる場合がほとんどのため、短期留学生はほぼカード発行ができません。

外国人の審査は通常よりも厳しい?

外国人だからといって審査が通常より厳しくなることはありません。しかし、収入があることと別に、在留期間、身分の証明が必要になります。

デビットカードは本当に審査なしで作れる?

ほとんどのデビットカードは審査なしで作ることができます。引き落とし口座が必要なため、口座を作ることができない人以外は基本的に誰でも作ることができると考えて良いでしょう。

まとめ

この記事では、外国人のクレジットカード作成について紹介してきました。外国人がクレジットカードを作成する上で特に重要なことは、在留期間と、日本にきちんと住所があり、収入があることです。
クレジットカードを取得するのが難しいという人は、現在日本でも普及しつつあるデビットカードがおすすめです。ぜひ検討してみてください。

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