2018年時点で日本人のスマホ使用率は70%を超えており、日本に在住する外国人もスマホを所持している人が多いです。
連絡手段はもちろん、地図や日本語の翻訳にも便利なスマホですが、外国人はどうやって日本でスマホの契約を結ぶことができるのでしょうか。

当記事では、外国人におすすめのスマホ・SIM・携帯キャリア13選を紹介します。連絡する手段としてスマホを支給する場合もあるため、外国人を雇用する側の方もぜひ参考にしてください。

外国人は日本のスマホ契約に違和感がある?

外国人の中には、日本の携帯・スマホ契約スタイルに違和感を持っている人も多いです。
その理由は、2年契約しないと携帯本体の料金が高くなってしまったり、解約手数料がかかったりしてしまうと大手携帯キャリアの「縛り」にあります。日本国内でもよく話題になっていますが、これに疑問を抱いているのは日本人だけではありません。

また、短期留学で滞在している人の場合、縛りシステムのせいで大手携帯会社では契約を行うことできないことや、店頭での説明が難しく手軽に手に入れられないのも原因です。

外国人が日本でスマホを契約する方法は?

とは言え、外国人が日本でスマホを契約するのは不可能ではありません。どのような方法があるのかご紹介いたします。

大手携帯キャリアと契約する

大手携帯キャリアとは、docomo、au、SoftBankのことです。料金プランによりますが、この3社でスマホを契約するとひと月6,000円以上かかるのが一般的です。その上、2年契約が必要なことが多いため、短期留学や1年未満で帰国する人には高額の違約金が発生してしまう場合があります。

格安SIMカードを購入する

格安SIMカードは、大手携帯キャリアと違い最低利用期間が比較的短く、契約の縛りもなく契約することができます。料金プランは、音声通話機能やSMS機能の有無、通信データ容量などに応じて用意されているので、用途に合ったプランを選べば、文字通り格安の料金で利用することができます。
格安SIMカードには、大きく分けてデータ通信専用SIMカード、SMS機能付きSIMカード、音声通話機能付きSIMカードの3種類があります。

格安スマホを購入する

格安スマホとは、SIMフリーのスマホ端末と格安SIMカードをセットで販売している形態のことで、スマホを購入すれば大手キャリア携帯と同じように使用することができます。

契約期間が短く、違約金を支払わずに解約をすることができるのが特徴です。音声通話が付いたプランは1年程度の契約が必要になることもありますが、データ通信専用プランは多くが最低利用期間を設定していないため、違約金も必要ありません。
また、料金プランが多いこと、スマホ本体の価格が安いことも格安スマホの魅力です。
一方、デメリットは無料通話パックなどが付与されていないことが多く、通話時間が長い人は高額になってしまう場合があることです。

外国人におすすめのキャリア契約

大手キャリア3社について、外国人がスマホを契約するための条件や料金プランをそれぞれご紹介していきます。

SoftBank

SoftBankの最大の特徴は、大手2社の携帯電話と違い、最大50GBまで使用可能なインターネットサービスがあることです。その他にも、TwitterやInstagramなどの特定のSNSは通信料にカウントされない(=通信制限になりにくい)パケットプランもあります。
しかし、在留資格がない人は申し込みを行うことができないため、少しハードルが高いのが現状です。

主な料金プラン

・ スマ放題ライト:基本使用料1,700円+ウェブ使用料300円+データ定額ミニ(1GB)2,900円=4,900円
・ スマ放題:基本使用料2,700円+ウェブ使用料300円+データ定額(5GB)5,000円=8,000円
・ スマ放題 パケットし放題for4G:基本使用料2,700円+ウェブ使用料300円+データ定額(7GB)5,700円=8,700円

docomo

docomoは、通信エリアが広く質も高いとされているため、現在大手3社キャリアの中で一番使用率が高いです。山間部でも圏外になりにくく、家族での契約や複数台所有している人を対象としたサービスが充実しているのが特徴です。また、クレジットカード決済であれば、オンライン購入にも対応しています。
外国人が契約するには、本人確認書類として在留カードもしくは外国人登録証明書が必要です。外国人旅行客には、プリペイドSIMカードの「Japan Welcome SIM」のリワード式無料プラン「Plan 0(プランゼロ)」も用意されています。

料金プラン

・ シンプルプラン:基本使用料980円+パケットベーシックパック(1GB)2,900円+インターネット接続サービス300円=4,180円
・ かけ放題プラン:基本使用料2,700円+パケットベーシックパック(1GB)2,900円+インターネット接続サービス300円=5,900円
・ シンプルプラン+ウルトラデータL:基本使用料980円+ウルトラデータLパック(20GB)6,000円+インターネット接続サービス300円=7,280円

au

使用量に応じてパケット定額が自動で変更されるプランがあり、少ししか使わない人もたくさん使う人も選ぶことができます。2年契約すると料金をおさえることができ、電気料金の契約を同じにするとポイントもつきます。また、他の2社よりも機種が豊富です。
auでは、外国人が契約時に必要なこと困ったことを解決できるように多国語対応の解説動画があるなど、購入後のサポートが充実しています。

料金プラン

・ 電話かけ放題+LTE NET+データ定額(2GB)=6,500円
・ 電話かけ放題+LTE NET+データ定額(3GB)=7,200円
・ 30秒あたり20円(1時~21までau間無料)+LTE NET+データ定額(7GB)=6,934円

外国人におすすめの格安SIMカード

次に、外国人におすすめの格安SIMカードは何があるのでしょう。代表的なものをご紹介いたします。

IIJmio(アイアイジェイミオ)

IIJmioは、総合満足度第1位を受賞したことのある格安SIMカード会社です。その信頼性の高さもあって、格安SIMカードの中でトップクラスのシェアを占めます。様々なキャンペーンも行われており、月額料金はダントツで安いです。
専用のSIMカード購入説明ページもあるので、外国人でも始めやすいです。なお、音声通話機能付きSIMカードのみ、契約より1年以内の解約は解約料金がかかります。

料金プラン

・初期費用:3,240円
・データ通信専用SIMカード(タイプD)ミニマムスタートプラン(3GB):972円
・SMS機能付きSIMカード(タイプD)ライトスタートプラン(6GB):1,793円
・音声通話機能付きSIMカード(タイプD)ファミリーシェアプラン(12GB):3,521円

DMMモバイル

DMMモバイルは、NTTドコモ回線を使用しているため広いエリアで快適に利用できます。ライトプランで440円という業界トップクラスの最安値も魅力の一つです。データを繰り越したり家族で分け合ったりなど、余ったデータも利用することができます。違約金は発生せず、最低利用期間が1か月です。

料金プラン

・初期費用:3,394円
・シングルコース(1GB):480円
・シングルコース(3GB):850円
・シングルコース(5GB):1,210円

nuroモバイル

nuroモバイルは、ソニーグループの大手通信プロバイダ「So-net」が提供する格安SIM・格安スマホの通信サービスです。docomo回線とSoftBank回線がありますが、料金がそれぞれ異なり、SoftBank回線はSMS機能付きSIMがないため注意しましょう。
最低利用期間は1年で、1年未満での解約は解約金12,960円が必要となります。

料金プラン

初期費用:3,394円
【ソフトバンク回線】
・ お試しプラン0.2GB:データ通信専用SIM500円
・ 2GB:音声通話機能付きSIM1,680円
【ドコモ回線】
・ お試しプラン0.2GB:データ通信専用SIM300円
・ 2GB:SMS機能付きSIM450円
・ 2GB:音声通話機能付きSIM1,400円

ロケットモバイル

ロケットモバイルは、ドコモ回線を利用した格安SIMです。上りのみ使い放題となるアゲアゲプランというユニークなプランや、通信速度200kbpsで使い放題な神プランなどが特徴です。データ量に応じて料金プランを即日変更可能なので、用途に応じて柔軟に利用できます。
最低利用期間は1年で、1年以内の解約には解約金10,260円がかかります。

料金プラン

・初期費用:3,240円
【ドコモ回線】
・神プランS(通信速度が200kbps):データプラン298円、通話プラン948円
・3GB プラン(通信速度下り788Mbps上り50Mbps):データプラン840円、通話プラン1,400円
【ソフトバンク回線】
・神プランS(通信速度が200kbps):データプラン398円
・20GB プラン(通信速度下り400Mbps):データプラン4,100円
※ソフトバンク回線は通話プランがありません。

イオンモバイル

イオンモバイルは、価格が安く解約手数料がかからないのが最大の特徴です。また、データの繰り越しもできます。しかし、MNP手数料が割高で、支払いはクレジットカード決済のみとなっています。

料金プラン

・初期費用:3,000円
・データ1GBプラン:480円/月
・音声4GBプラン:1,580円/月
・シェア音声4GBプラン:1,780円/月

b-mobile

b-mobileの最大のメリットは、iPhoneでも利用できることです。格安SIMはiPhoneでは使用できないことが多いですが、b-mobileはSoftBankのSIMロックがかかったiPhoneも使えるため、SoftBankから格安SIMへの乗り換えを検討している方や、iPhone本体を中古購入して格安SIMで使う場合に適しています。

料金プラン

・ 初期費用:3,000円(税別)
・ b-mobile SIMライトプラン(3GB):1,180円
・ b-mobile SIM高速定額(使い放題):1,980円
・ b-mobile SIMライトプラン (3GB)音声付20円(税別)/30秒:1,980円

LINEモバイル

「LINE」が提供する格安SIMカードです。LINEの通話、LINE独自のミュージックプランがあり、料金プランが他社とは少し違っています。データの繰り越しは可能です。
最低利用期間は1年で、解約金は9,800円です。

料金プラン

・ 初期費用:3,400円
・ LINEフリープラン1GB:1,200円
・ コミュニケーションフリープラン3GB:1,690円
・ MUSIC+プラン:3GB:2,390円、5GB:2,720円

楽天モバイル

楽天モバイルは、楽天グループのプロバイダ「楽天コミュニケーションズ」が提供する格安SIMカードです。楽天のサービスを利用する人や通話をすることが多い人におすすめです。
最低利用期間は1年で、解約料が9,800円かかります。

料金プラン

・ 初期費用:3,394円
・ ベーシックプラン:1,250円
・ 3.1GBプラン:1,600円
・ 5GBプラン:2,150円

Y!mobile

Y!mobileは、他社は既存の回線を利用しているのに対し、自社回線を使用しているのが特徴です。全国に4,000店舗と実店舗が多いため、対面で契約の相談やトラブルのサポートを受けることが可能です。
しかし、2年縛りがあり、解約手数料10,240円がかかる場合があるため注意が必要です。

料金プラン

・ 初期手数料:3,240円
・ スマホプランS:1,980円
・ スマホプランM:2,980円
・ スマホプランL:4,980円

UQモバイル

UQモバイルの特徴は、メールがキャリアメールと同じ様な扱いになるため、送信したメールが迷惑メール扱いにならない点です。高速データ通信のオン・オフを手動で切り替えて使うことが可能で、状況に応じた使い方ができます。また、テザリング、データチャージ、繰り越しもできます。
なお、2年縛りなので、解約時には手数料がかかる可能性があります。

料金プラン

・ 初期手数料:3,240円
・ データ通信専用プラン:データ高速プラン3GB:980円
・ データ通信+音声通話プラン:データ高速+音声通話プラン3GB:1,680円
・ ぴったりプランS:3GB:1,980円

外国人におすすめの格安スマホ

それでは、SIMだけでなくスマホ端末も欲しいという外国人には、どこがおすすめなのでしょうか。

LINEモバイル

LINEモバイルのスマホ端末は、19,800~39,800円とキャリア携帯より格安で購入できますが、支払方法は一括払いのみです。
データの追加もでき、月のデータ使用量に合わせて追加することができます。

料金プラン

・ 初期費用:3,240円
・ LINEフリープラン(1GB):1,296円
・ コミュニケーションフリープラン(3GB):1,825円
・ MUSIC+プラン(3GB):2,581円
・ MUSIC+プラン(5GB):2,938円

楽天モバイル

楽天モバイルでは、スマホ端末の代金を月額540~2,691円で分割できます。格安スマホの中でも契約数ナンバー1のシェアを誇り、最低期間1年から3年まで自動更新がないのが特徴です。docomo・au回線を選ぶことができ、店舗数も多いので、分からないことがあれば直接相談可能なのも使いやすいポイントです。

料金プラン

・初期費用:3,240円
【データ通信料専用プラン】
・ ベーシックプラン(容量制限なし、通信速度200Kbps):567円
・ 3.GBプラン:972円
・ 5GBプラン:1,566円
【音声通話対応料金プラン】
・ ベーシックプラン(容量制限なし、通信速度200Kbps):1,350円
・ 3GBプラン:1,728円

Y!mobile

Y!mobileは、全国に4,000店舗あり、分からないことも気軽に相談できる格安スマホ会社です。テザリング機能が申し込み不要かつ無料で、パソコンなどの接続にも便利です。
また、自社のSoftBank回線を利用しているため、通信速度も良いとされています。各種割引サービスなどが充実しているのも人気の理由です。

料金プラン

・ 初期手数料3,240円
・ スマホプランS:1,980円(契約期限なしの場合5,480円)
・ スマホプランM:2,980円(契約期限なしの場合6,480円)
・ スマホプランL:4,980円(契約期限なしの場合8,480円)

外国人がスマホを契約する時に必要な書類は?

外国人がスマホを契約する時に必要な書類は以下の通りです。

・ 本人確認書類
・ 有効期限内の在留カード、特別永住者証明書、健康保険証、パスポート、運転免許証(国際免許証を除く)など
・ キャッシュカードもしくは預金通帳
・ 印鑑・クレジットカード(口座振替を利用しない方)
・ 携帯電話機の代金(※分割払いの場合、翌月請求されます。)
・ 契約事務手数料(※契約月の当月もしくは翌月に利用料金と合わせて請求されます。)

携帯会社によっては、クレジットカードのみの決済であったり一括支払いの場合は現金のみであったりとそれぞれ必要なものも異なるため、購入時に確認することをおすすめします。

まとめ

大手携帯キャリアは日本人のシェア率が高いですが、2年縛りや携帯料金が高いと言われています。2年縛りだと短期留学などの場合購入することができないため、外国人には不向きかもしれません。

お得な格安SIM・格安スマホも、きちんと内容を把握していないと解約金がかかってしまうこともあります。分割払いの良い点、一括購入の良い点などをしっかり確認した上で購入することをおすすめします。

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