エンジニアの採用が難しい理由とは?採用成功への7つのコツ

エンジニアの転職市場は圧倒的な売手有利で、好待遇を用意できない企業にとっては優秀な人材の確保が難しいです。
そんな中で優秀な人材を採用するためには、エンジニアが企業に求める条件や魅力に感じる要素を知っておく必要があります。

今回は、難しいエンジニア採用を成功させるための7つのコツをご紹介していきます。

エンジニアの採用が難しい理由|ベンチャー企業編

まずは、ベンチャー企業でエンジニアの採用が難しい理由を3つ挙げていきます。

福利厚生などの待遇が大手に及ばない

ベンチャー企業が大手企業に勝てない部分に「福利厚生」があります。これは、エンジニアの採用という点に限ったことではありません。

組織の歴史や規模が違うので当然ですが、大手企業では一般的な住宅手当・家族手当や、提携施設の利用などの福利厚生を準備するのが難しい企業が多いでしょう。
同じ条件なら福利厚生が充実した企業で働きたいのは当然なので、ベンチャー企業は不利になりがちです。

多数のプロジェクト兼任による過剰な労働

社員が少ないベンチャー企業では、一人で複数のプロジェクトを兼任しなければいけないことが多いです。
結果として時間外労働が多くなりやすく、ワークライフバランスを重視する求職者には敬遠されがちになります。

会社の成長のためには必要なことかもしれませんが、給与やスキルアップなど、忙しさ以外の部分でアピールできるポイントを作るべきでしょう。

マネージャーがエンジニアではない

小規模なベンチャー企業では、エンジニアの直属の上司がエンジニアの仕事に関する知識を持っていない場合があります。
そういった企業では仕事がしにくいと感じるエンジニアも多く、専門知識がある人と一緒に働ける大手企業に流れてしまいがちです。

こういった企業では、上司・部下の垣根を取り払って意見を取り入れる姿勢を見せるのが大切です。

エンジニアの採用が難しい理由|大企業編

一方、大企業にもエンジニアの採用が難しい理由があります。
考えられる3つの理由を、それぞれみていきましょう。

採用フローが長い・遅い

大手企業の採用は一人の判断では決められず、採用フローに時間がかかってしまいがちです。
自社から見て魅力的に見えるエンジニアには、当然他社も魅力を感じています。

採用フローの進行が遅いと、選考の途中で他社から内定が出て、辞退されてしまうことも。有望な応募者が見つかったらできるだけ速やかに連絡し、スピーディーに選考を終えられるようにしましょう。

部分的な業務しか任せられない

エンジニアの数が多い大企業では、一人のエンジニアに任されるのはプロジェクトのごく一部分という場合も。
全体が見えないまま単純作業を繰り返すだけではスキルアップにならないので、単調さを感じて人材が根付かないことがあります。

大企業でのエンジニア採用にあたっては、その人が前職でどの程度プロジェクトに携わっていたかを把握し、経験に見合ったポジションで採用することが必要になるでしょう。

社内の給与バランスを取るのが難しい

エンジニアの転職市場は売手有利なので、求職者は給与に関して強気の条件を持っています。

採用するために譲歩して給与を釣り上げていくと、先に入社している周りのエンジニアと釣り合わない金額になってしまうことも。
求職者に納得してもらいながら、他の社内エンジニアと同程度になるよう交渉をしていく作業が難しい場合もあるのです。

難しいエンジニア採用を成功させる7つのポイント

それでは、難しいエンジニア採用を採用させるコツを7つご紹介していきます。

①エンジニアが何を求めているか考える

まず、エンジニアがどのような企業に魅力を感じるかを知っておく必要があります。

エンジニアは経験を積むことで、フリーランスで高収入が期待できる職種です。企業ではその土台として、技術力の向上や成長機会を望むエンジニアが多くなっています。

求人票や面接では、入社後どのような仕事にチャレンジできるのかをアピールすると、魅力を感じてもらいやすいでしょう。

②自社のエンジニアを採用に参画させる

IT知識のない人事担当者だけでは、エンジニアの力量を正しく見極めることができません。
書類選考や面接に自社のエンジニアが携わることにより、専門的な知識を踏まえた対話が可能になり、より良い人材を選ぶことができます。

転職者側から見ても、知識のない相手よりも同じエンジニアの方が話しやすいですし、技術部署の雰囲気を知ることができてメリットが大きいです。

③求める人材像を今よりも明確にする

本当に必要な人材を、ピンポイントで絞ることも重要です。

例えば、優れた学歴と豊富な経歴を持ち、コミュニケーション力も高いという人材は、他の企業からも引く手数多です。
大手企業よりも優れた待遇を提案できない場合には、こういった人材を求めるのは高望みと言えるでしょう。

エンジニアを採用する際は、「優秀なエンジニア」という漠然としたイメージだけではなく、具体的なスキル・経験・組織での役割などを考えたピンポイントなペルソナを定めるのが有効です。
個人の能力の高さよりも、採用後に就く職務内容に対応できるかどうか考え、他の部分には妥協することも必要となります。

④ポテンシャル採用を視野に入れる

先にも述べた通り、経験があり即戦力となるエンジニアは、既に好待遇で雇用されていることが多いです。
こういった人材は採用単価も高くなるので、コストを抑えてエンジニアを採用するには即戦力にこだわらないのも一つの方法です。

育成枠として未経験の人材を採用したり、入社してから資格取得をサポートしたりなど、スキルアップを前提に採用しても良いでしょう。
現在持っている技術より、熱意やポテンシャルを重視するという採用方法もあるのです。

⑤採用手法のチャネルを増やす

求人サイトや人材紹介サービスに求人票を出して採用するという従来の手法では、優秀なエンジニアは確保しづらくなっています。
自社セミナーやイベントの開催、リファラル採用や外国人採用の導入など、採用手法を増やして人材と出会う機会を増やしましょう。

⑥自社の強みを洗い出す

エンジニアの採用で何より重要なのは、人材に会社や仕事の魅力を感じてもらうことです。

繰り返しになりますが、エンジニアは売り手市場なので、優秀な人材は職場をかなり自由に選ぶことができます。
「働かせてやる」という意識ではなく、優秀な人材が「働きたい」と思えるようなアピールや、実際の環境整備が重要なのです。

日本人のエンジニア採用が難しいなら

日本人のIT人口は、2015年時点で17万人、2030年には40~80万人の不足が予測されています。

日本国内で人材を補えないなら、海外からの採用に目を向けてみましょう。
外国人エンジニアの採用には、倍率やコスト面だけではないメリットもたくさんありますよ。

外国人採用を積極的に行う

外国人採用を考えるのは、大幅に視野を広げる方法です。
エンジニアは接客や電話対応が必須の職業ではないので、外国人でも無理なく務まります。翻訳アプリや簡単な英語を用いれば、日本人社員ともコミュニケーションをとることができます。

また、高い専門性を持ち「高度人材」と認められる外国人エンジニアには、「日本版高度人材グリーンカード」という新しい制度も始まりました。
これは、永住権の取得には最低5年・原則10年の日本居住が条件だったものが、高度人材に限って最短1年に短縮されるものです。

永住権取得のために日本でエンジニアを目指す外国人は増えていますし、企業側としても永住権が取得できればビザ更新等の手続きが必要なく、スムーズに外国人を雇用できます。

外国人エンジニアを採用するメリット

外国人エンジニアを採用するメリットには、以下のようなものがあります。

  • モチベーションの高い人材が多い
  • 責任感があり、すぐに辞めない
  • 社内の労働環境の整備に繋がる
  • 海外進出への足がかりになる
  • 社内に新しい風を入れられる

日本人エンジニアの採用が難しい場合には、ぜひ外国人エンジニアの採用を視野に入れてみてください。

まとめ

エンジニア採用は、急激なニーズの拡大により人材が不足していて、優秀な人材の確保が難しいです。
その中でエンジニアを採用するために必要なのは、条件で譲歩する、やりがいや働きやすさで他社との差別化を図る、外国人人材にも目を向ける、といったことです。

また、専門知識を持ったエンジニアが採用に携わることで、より的確に応募者のスキルを見極めることが可能です。
今回ご紹介した7つのコツを、ぜひ難しいエンジニア採用に生かしてみてください。

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