難しいデザイナー採用を成功させる8つのコツ

日本国内のデザイナー人口は、全体の約0.25%。そもそもの数が少ないだけではなく、業務の多様化や労働環境の悪さの影響もあり、デザイナーの採用は難しいです。

今回は、そんな難しいデザイナー採用のコツや、具体的な採用方法をご紹介。
デザイナー採用には、個人とコンタクトを取って直接交渉ができるダイレクトリクルーティングがおすすめです。

デザイナーの採用市場の動向とは?

現在、日本国内でデザイナーとして働いている人口は164,741人と言われています。
日本の労働人口は約6,720万人なので、パーセンテージにすると約0.25%。ウェブデザイン、グラフィックデザイン、アパレルデザイン、工業デザインなどどんな業界にもデザインは必要であることを考えると、とても少ない数字に感じます。

また、日本ではデザイナーという職業の地位が低く、高年収が期待できないことから、海外に流出するデザイナーも増加しています。
さらに、自社のテイストや求めるスキルに合致するデザイナーを探すとなるとさらに数は絞られるため、デザイナーの採用はかなり難しいのです。

デザイナーの採用が難しい理由

それでは、デザイナーの採用が難しい理由を具体的に見ていきましょう。

UXの経験が求められるケースが増えた

デザイナーといえば、以前はパッケージデザインやロゴデザインなど、ビジュアル面の設計をする人というイメージでした。
現在も、デザイナーの中でもっとも人口が多い職種はビジュアル面の設計デザイナーです。

しかし、インターネットの発達やビジネスモデルの多様化でデザイナーの仕事も細分化。
現在は、UI(ユーザーインタフェース)デザイナーやUX(ユーザーエクスペリエンス)デザイナーといった職種も登場し、多くの企業が求めているのがこのUI・UXデザイナーです。

ところが、先述したイメージの影響や、比較的新しく知名度も低めの仕事であることから、UI・UXデザイナーの数は少なく、需要と供給が一致していません。
少数の人材を他社と取り合うことになり、デザイナーの採用が難しくなっているのです。

デザインテイストが自社と合わない

デザイナーの採用活動を行なっていても、応募者が持参するポートフォリオが自社の方向性と違うということがあります。

デザイナーの採用は、求人広告を出して広く募集するというよりも、自社に合う人材をピンポイントにスカウトするという採用方法が向いています。
しかし、そのデザイナーが内定を承諾してくれるかどうかは条件やタイミング次第なので、デザイナー採用はさらに難しいものになっています。

少し特殊なデザイナーの採用手法とは?

デザイナーの採用方法は、一般的な採用とは少し異なります。
もちろん、求人サイトや人材紹介サービスに求人票を出すという方法でも採用できますが、これでは求める人材やテイストと実際の応募者の間にギャップが生まれがちです。

デザイナーを採用するには、ポートフォリオを見た上で仕事をオファーできる求人媒体や、ダイレクトリクルーティングが適しています。

クリエイターに特化した求人媒体

クリエイターに特化した求人媒体には、「マイナビクリエイター」や「MOREWORKS」などがあります。

デザイナーの仕事はエンジニアやディレクターなど他の仕事とも緩やかな繋がりがあり、デザイナー本人も肩書きをはっきり意識していない場合があります。
そういったニーズに応えるため、これらのサイトではデザインと繋がりのあるIT・Web業界等の仕事をまとめて掲載。一般の求人サイトに広告を出すよりもデザイナーの目に留まりやすく、応募が集まりやすくなっています。

ダイレクトリクルーティング

近年注目されているのが、ダイレクトリクルーティングという方法です。
ダイレクトリクルーティングとは、企業が個人に直接コンタクトを取り、採用の交渉を行うこと。

まず、代表的な方法としては「Wantedly」「ViViViT」などのスカウトサイトを利用する方法があります。
サイトに登録しているデザイナーの経歴やポートフォリオを見て、採用したい人材に直接コンタクトを取り、雇用条件などを固めていくという方法です。あまり知名度の高くない企業でも、様々なデザイナーにアプローチできるのが魅力です。

業務委託契約(リモート)

デザイナーと仕事をするには、社員として雇用しなくても業務委託契約(リモート契約)を結ぶこともできます。
デザイナーが運営している個人サイトやSNSや、先に解説したスカウトサイト、クラウドソーシングサイトなどを通じてコンタクトを取り、予算や納期を交渉します。

雇用契約ではないため毎月の給与が発生することはなく、案件ごとや契約期間ごとに料金を支払うシステムです。デザイン業務がメインではない会社なら、コストを抑えられるのがメリットとなっています。

難しいデザイナー採用を成功させる方法

それでは、難しいデザイナー採用を成功させる方法を見ていきましょう。

①デザイナーの採用市場を理解する

最初に日本でデザイナーとして働いている人口は164,741人とご紹介しましたが、実際に転職市場にいるのはさらに少数です。

例えばWEBデザイナーなら、WEBデザイナーの総数9,469人のうち、転職市場に出てくる可能性があるのが327人。それに対してWEBデザイナーの求人は1,551件あるので、求人倍率は4.74倍です。
さらにその中から自社のテイストと合うデザイナーを見つけようとすると、かなり難しいのは想像に難くないでしょう。

デザイナーは正社員採用に限定せず、フリーランスとの業務委託契約や制作会社との契約を視野に入れて考える必要があります。

②WEBデザイナーが魅力に感じる求人の打ち出し方

求人票で、デザイナーが働きたいと思える職場をアピールするのも採用成功のために重要です。
デザイナーが魅力的に感じる職場の要素は、以下の通り。

  • 給与が高い
  • 仕事の実績を個人のポートフォリオとして公開できる
  • 副業可能
  • フルタイム出勤以外の働き方が可能
  • 福利厚生の充実

デザイナーを採用したい場合には、これらの要素を整えたり、求人票で積極的にアピールしたりするのがおすすめです。

③ヘッドハンティングを利用する

ポートフォリオや他社のデザインを見て「これぞ」と思うデザイナーがいたら、ヘッドハンティングを行うという採用方法もあります。
ヘッドハンターに欲しい人材について相談すると、ヘッドハンターが適切な人材を探して交渉してくれるというケースも。

ヘッドハンティングを行うには、他社より好待遇を提案する必要があったり、ヘッドハンターへの報酬を支払ったりとコストが嵩みます。
しかし、多数のデザイナーの中からピンポイントで優秀な人材を手に入れるためには、最適の方法と言えます。

④外国人デザイナーの採用を視野に入れる

デザイナー採用にあたっては、外国人人材に視野を広げると、対象となる人材の幅が広がります。
外国人デザイナーの採用にはビザ取得やコミュニケーションの問題などのデメリットもありますが、日本人にはない感性を持っていて、社内に新しい風を入れられるというメリットがあります。

ただし、デザイナーの給与相場は海外の方が高いので、雇用条件や、すでに入社しているデザイナーとの給与の調整が必要となる場合もあります。

まとめ

デザイナーの採用はそもそも業界が狭く、フリーランスとして働く人も多いためとても難しいです。
難しいデザイナーの採用を成功させるためには、デザイナーが働きたいと思える条件や職場環境を整える必要があります。

採用方法は一般的な求人広告ではなく、デザイナーの作品を見てアプローチするダイレクトリクルーティングがおすすめ。
また、国内だけではなく海外にも目を向けることで、さらに対象となる人材の幅が広がりますよ。

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