政府の後押しもあり、外国人が日本で働く姿を最近よく見かけます。留学生、インターンシップの学生、フルタイムで雇用されている社員など、日本で働いている外国人の中にも様々な人がいます。

外国人を雇用するには、「外国人雇用サービスセンター」というところで求人を出す方法があります。
ここでは、外国人雇用サービスセンターを利用して求人を出したい企業はどのようにすれば良いのか、メリットはどんなところなのかなどを徹底解説します。
外国人雇用サービスセンターの利用を考えている企業の方や、人手不足を解消したいと考えている人事担当者の方はぜひ参考にご覧ください。

外国人雇用サービスセンターとは?

外国人雇用サービスセンターとは、厚生労働省の定めにより、外国人留学生や技術分野などの専門的な在留資格を持つ外国人の就職支援を行っているところです。
また、外国人の就職支援・相談を行うとともに、外国人を雇用する側の企業に対しても雇用管理・相談などのサポートをしています。

外国人雇用サービスセンターが設置されている地域

外国人雇用サービスセンターは東京・大阪・名古屋の3箇所に設置されており、学生であれば福岡の学生職業センターも利用できます。なお、全ての外国人雇用サービスセンターは、登録の際に在留カードが必要となります。

東京外国人雇用サービスセンター

住所:〒163-0721 東京都新宿区西新宿2-7-1 小田急第一生命ビル21階
電話番号:03-5339-8625
FAX番号:03-5339-8654
開庁日:平日(月~金)、閉庁日は土・日曜日、祝日、年末年始(12月29日~1月3日)
登録時間:午前10時00分~午後18時00分(電話受付・通訳での対応も同じ時間)
※入国管理アドバイザーの対応時間は午前11時00分~午後18:00となっています。

東京外国人雇用サービスセンターでは、定期的に企業側向けにインターンシップの受け入れも行っています。

大阪外国人雇用サービスセンター

住所:〒530-0017 大阪市北区角田町8-47 阪急グランドビル16階
電話番号:06-7709-9465
FAX番号:06-7709-9468
開庁日:平日(月~金)、閉庁日は土・日曜日、祝日、年末年始(12月29日~1月3日)です。
登録時間:午前10時00分~午後18時00分

大阪外国人雇用センターは、英語・ポルトガル語・中国語・スペイン語の通訳を設置しています(時間帯は要問い合わせ)。
採用時の在留資格の手続の変更の相談をしたり、外国人留学生や専門的分野の仕事の求人を希望する外国人の情報を観覧したりできます。審査が必要ですが、大阪雇用サービスセンター内でミニ面接会を開催することもできます。

名古屋外国人雇用サービスセンター

住所:〒460-0008 名古屋市中区栄4-1-1 中日ビル12階
電話番号:052-264-1901
FAX番号:052-249-0033
開庁日:平日(休日は土日祝日、年末年始)
登録時間:午前9:30~午後18:00、通訳対応時間は午前10:00~午後18:00(12:00~13:00は休憩)

英語・スペイン語・英語・ポルトガル語の通訳対応があります。(比較的午前中の方が対応しやすい)
また、定期的に企業向けのインターンシップの受け入れ募集を行っています。

福岡学生職業センター

住所:〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神1-4-2 エルガーラオフィスビル12階
電話番号:092-714-1556
FAX番号:092-717-6276
開庁日:平日(休日は土日祝日、年末年始)
登録時間:10:00~18:00
通訳対応:英語(毎週月曜・水曜:10:00~12:00、13:00~15:30)
     中国語(毎週月曜・水曜:10:00~12:00、13:00~16:30)

福岡学生職業センターは、日本で就職を考えている留学生を対象に就職情報の提供や就職支援を行っています。
年に一度、外国人留学生対象の大規模な合同企業説明会を開催している他、企業と学生の出会いの場を提供しています。

外国人雇用サービスセンターを利用するメリット

様々な求人媒体がある中で、外国人雇用センターを使うメリットはどんなところにあるのでしょうか?代表的なものを6つご紹介いたします。

日本で就職を目指す外国人に出会える

外国人雇用サービスセンターに登録しているのは、日本国内に在住していて、日本での就職を希望している外国人です。外国人を雇用したいと考えている企業にとって、一番意欲のある層と出会えるところであると言えるでしょう。

日本在住の外国人留学生に出会える

外国人雇用サービスセンターに登録している外国人は留学生が多いため、日本在住の留学生を効率的に募集することができます。日本人と同じように新卒で採用をしたいと考えている企業にもおすすめです。

外国人留学生インターンシップの募集ができる

外国人雇用サービスセンターでは、春と秋の2回、外国人留学生(大学3年、大学院1年)を対象としたインターンシップの募集も行っています。
一般的な求人を出すだけでなく、インターンシップを受け入れたいという企業も利用できます。

定期的に面接会・説明会が実施される

外国人雇用サービスセンターでは、定期的に面接会・説明会を開催しています。日本での就労意欲の高い外国人とより出会いやすくなっています。
また、採用時の在留資格の変更・相談など、企業へのサポートもあり安心できます。

外国人雇用に関する情報を提供してもらえる

外国人留学生や専門的分野の求人を希望する外国人の情報を閲覧することができるので、自分の企業に合った人材なのかを面接前に判断することができます。

採用費用が一切かからない

外国人雇用サービスセンターに求人を出す最大のメリットは、掲載費用・採用費用がかからないことです。一般的な求人サイトなどでは、求人情報を掲載したり採用したりしたら、費用を支払う必要があります。
外国人雇用サービスセンターは、国が管理しているハローワークのため一切の費用は不要です。

外国人雇用サービスセンターで求人を出す方法

ここでは、具体的に外国人雇用サービスセンターの利用方法を解説いたします。

① 事業所管轄のハローワークへ求人を提出する(一般求人と新規学卒求人があります)
② 求人が全国のハローワークに公開されると求人番号が通知されるので、その番号を外国人雇用サービスセンターに知らせる
③ 求人が外国人用にも掲載される
④ 応募があれば、外国人雇用サービスセンターより連絡を受け、面接・採用の流れとなる。

また、外国人雇用サービスセンターへ求人を出す際の注意点を以下にまとめました。
・ 外国人のみを対象に求人を出すことはできない
・ スキルや能力、どのような人を求めているかのキーワードを求人内容に盛り込むと応募が増えやすい
(例:日本語能力試験N1レベル以上、TOEIC〇点以上など)
・ 求人の条件や業務内容は具体的に記載すること
・ 外国人留学生や就職を希望する人の疑問や不安にならないよう、内容をしっかり記載すること
(例:○○国籍の方が5名勤務しています、○○国に進出予定など)

まとめ

初めて外国人労働者を雇用しようとしている企業には、日本での就職を希望している外国人をどうすれば採用できるのか、ビザなどに問題はないか、外国人インターンシップはどうやって受け入れられるのかなど不安なことがたくさんあります。外国人雇用サービスセンターは国の就職支援機関の一つであり、外国人労働者の就職を主に支援しています。応募するには在留ビザの確認が必要なので不正入国などの心配もないですし、外国人受け入れの際の準備などの相談に乗ってくれて、企業側にとっても安心です。また、インターンシップの受け入れ募集も行っているので、将来を見越して優秀な人材を育てることもできます。
今後、外国人労働者を雇用する企業はさらに増えていくと見込まれています。そのためには外国人雇用サービスセンターは欠かせないサービスなので、ぜひ検討してみてください。

おすすめの記事